レッカー7月前半 大型案件
2018年7月28日 10:12 AM | カテゴリー:最新情報
ザ・グレート
新入り車両です。
小結丸の次に仲間入りした別名黄色いレッカー車(現在全身塗装中)
こいつが出動した大型案件をご紹介しましょう。
ドルルルルルン……
独特のエンジン音を響かせてヤツはやってくる。
引けないものは、ない。
大型が大型をレッキング。2台合わせて全長25m。プールと同じ長さです。
今までこなせなかった大型案件も応対できるようになりました。
しかしながら出動者は経験のない大きさに四苦八苦! 慣れない長さに手に汗握る!
思い起こせば、レッカー車を導入した時も使い方が分からなくて
最初は出動する度に実戦で学んでいましたね。懐かしいです。
こちらはヒノの二トンならぬ、ヒノの4トン冷蔵車。内容量は冷凍された食品3.5t程度。
レッキング方法は一般車両と同じです。ガチャっと連結。
さらにアタッチメント部をチェーンでグルグル巻の刑。
これによりアンダーリフトと一心同体(笑)もう逃げられないわよ。
やっかいだったのが、現場が巨大スーパーの駐車場だった点です。
一般車両がひっきりなしに出入りして駐車場は車で満車。
そのうえ駐車場の出入り口は極端に狭く
トラック用の搬入路からバックオーライで何とかクリア。
搬送先でも、まさかの狭いスペースにバックオーライ(笑)
普通車のレッキングなら1人でも大丈夫ですが
やはり大型となると後方警戒&誘導係が必要ですね。
こちらのグレートは現在、若返りのためにお医者様のところに入院をしております。
アンチエイジングで約1ヶ月の施術中です。
人間でいうと60歳くらいの彼、いったい何歳若返って帰ってくるでしょうか。
楽しみです。ワクワクが止まりません!
さて、話がそれてしまいましたが(笑)
時には運ぶだけでなく養生作業もこなします。
※養生(作業)とは建築工事などで破損防止の手当てを言う。
追突された配達業者の2tトラック。脇ベッコリ凹、後ろベッコリ凹、ドア崩壊寸前。
なんとか無事に搬送先までお届け完了。
大型レッカーの依頼が入ると我々は必ず
「長さ、高さ、幅、重量、総重量、積載物」を聞きます。
どの車両で出動するか判断する為です。
時にはビックリ重量物を積んでいる場合があるので重要ポイントなのです。
↓ こちらはユニック付の4tトラック
積荷はグランドピアノ1台! 300kgほどあります。路外の沼地にはまってしまいました。
引出後、自走可能の場合は無事に出発されるまでお見送りいたします。
大型車両の案件は県をまたいで搬送するケースが多いです。
他県ナンバーのトラックが庄内地方を通過中に故障(もしくは事故)で
走行不能になったため、修理工場(故郷)まで送り届けてあげます。
YOUはどこから庄内へ?
世界遺産「白川郷」も横目でチラ見して(わき見運転ではありません)ガンガン走ります。
なかなか長距離出動の出番が多いアトラスさん。
狭い道路が多い鶴岡店の補助用に導入されましたが、今や立派な酒田鶴岡のスタメンです!
他県といえば、本格的に夏も始まり週末には他県ナンバーの車を多く見るようになりました。
庄内海岸を目指して訪れた内陸ナンバー車両の長い行列が朝晩起こります。
海岸で車の鍵を紛失してしまう方も大変多くいらしゃいます。
楽しい行楽を一気に消沈させない為にも、安全運転を心がけたいですね。
最後に、スピード出しすぎ逆パターン脱輪事件。
この日は現場へ到着したとたんゲリラ豪雨に襲われ、
雨具を持っていなかった出動者達はタイヤ袋を着衣しての作業となりました。
次回、レッカー7月後半「遭難する車たち」に続く