『やまがた森林ノミクス』

山形新聞の記事に出ておりました。当社も、木材・特に山形県産材に関わっている会社として、この活動の一旦を担っています。

『やまがた森林(もり)ノミクス』は11年目を迎えます。

『やまがた森林ノミクス』とは、本県の豊かな森林資源を有効活用し地域の活性化につなげる2013年よりスタートした活動です。やまがた森林(モリ)ノミクス | 山形県 (pref.yamagata.jp)

山形県では上記宣言以降、積極的な建材での利用・木質バイオマス発電施設の増設などを推し進め利用量・生産量ともに増加しています。森林資源の活用では、素材となる木を育て切り出す「川上」から住宅などで建材として実際に使われる「川下」までが一体となった取り組みが重要です。

”切って植える”活動により植林による再造林面積は6倍にもなっているとは驚きました。丁寧に整備された森林は光が入り、いい環境で木が育っていきます。

 

私達丸八グループは、

森林の管理を行う「鳥海フォレスト」

→製材や、チップ資源にして余すことなく製品にする「阿部製材所」

→長年、県産材にこだわり全棟で山形県産材無垢材利用を続けている「現代民家」と、

「川上から川下」までを一体で行っている会社です。

 

 

 

 

 

 

 

現代民家の建物は、地元の材料にこだわり続け、沢山のお客様に喜ばれております。「木の良い香りがする」とよく言われます。地元に沢山、利用期を迎えた素晴らしい木材があるのにわざわざ他県や海外から取り寄せるなんて無駄なことをしていると思いませんか?輸送費・燃料だけでも、かなりの負担だと思います。

また無垢の木材の利用には、体にも心にも好影響がある事が様々な研究で実証されています。


県のホームページに出ていました、身近に参加するカタチとして以下のようなものが紹介されていました。

  • 薪ストーブ、ペレットストーブ、木質チップボイラーを使って【森のエネルギー】を活用します
  • 苗木植栽や間伐体験などの【木を植え育てる】活動に参加します
  • きのこや山菜などの【森の恵み】を美味しく食べます
  • 森林体験ツアーに参加したり森林環境教育の場として【森の中】に入ります
  • 森林浴や森林セラピーをして【森林で癒し】を体験します
  • 木造の学校や公共施設で木の優しさに触れて【木の良さ】を感じます
  • 木製家具やインテリアを使って【木づかい生活】をおくります
  • 県産木材の住宅で【やまがたの木】と暮らします
  • 木製玩具や木工クラフトで遊んだり作ったり【木工品を趣味】として楽しみます

食、インテリア、体験、と実際にやられている事もあると思います。

 

一方で、課題として…

 経営としての課題/産業の成長推進/デジタル化/需要創出/働く人の高齢化…などが挙げられるようです。

 

数十年スパンで考える必要がある分野だからこそ、今やっていることは未来の世代へ向け繋がっていくんだろう、と思います。今回ご紹介したのはぜひ皆様にも、「やまがた森林ノミクス」に再度注目して頂きたいからです。

ますます木に触れ合う機会・時間が増える事を願います。