古民家材を再生し、新築に取り入れてみませんか

 こんにちは。梅雨明けし、夏本番となりました。もう既に夏休みに入った学校もあるようです。楽しい思い出をいっぱい作って下さい。今朝の公園清掃もやはり暑かった!水分補給して過ごして行きましょう。

さて今回のテーマは「古材」の活用についてです。現在のお住まいが、何代にもわたり住み継いで来たという場合、利用している木材はとても良い材料である事があります。それらは捨ててしまえばただのゴミになってしまいますが、とてももったいない。現在ではなかなか簡単に手に入らない材料が多いです。

私達、現代民家の建物は、土台を据え・柱を建てといった、いわゆる「在来工法」の建物です。和室も作り込みますし建具も造作します。特に建て替えの場合、「今の家のあの材料を使ってほしい」「一枚板の板戸、どこかに利用できないか」とご相談を受けます。

私達も喜んで、ご提案します。なぜかというともったいないという事もあるし、何より新築でも「その地に住んできた歴史」が感じられるからだと思います。古くなったから壊す・新しいものに替えるというだけでは無い、歴史の重みがある仕事だからだと思います。

特に長く住んでこられた上の世代の方が居る場合、全く新しいものに変わってしまうと建て替え自体を先延ばし先延ばしにしてしまう事があります。若い世代も一緒になって、ここに住み継いで行く歴史を感じられるような家づくりをしていきたいと思います。

お写真と共にご紹介して行きます。

     

古材の梁を丁寧に取り、新しいお家に組み込みました

 

建具の板を取り外し、加工して、玄関の腰板にしました。見せ方など職人さんのこだわりが見える部分です。この額も、この位置にかけたいというご要望があり、木で受けを作りました。

 

八寸角ほどの床柱を新しい和室に組み込みました(写真左の、太い柱です。)モダンな和室となりました。かっこいい。

 

床の間部分を、全て同じ材料を使い再現したこともあります。建具は躯体はそのまま貼り替えです。ひょうたんの取っ手がかわいい。

旧家の部品を使った建具の造作も可能です。

 


どれも見ると「おお、すごい…」と見入ってしまう逸品です。是非このようなお考えある方、現在のお家をどうしようか迷っている方、ご相談お待ちしております。