<施工例>大規模リノベーション住宅のお家
2023年9月25日(月) | カテゴリー:ブログ
昨年と今年、二棟の大規模リノベーション工事がありました。
どちらも永く住んでこられた思い入れのある住まいだったので建て替えるのではなく、現状の躯体を活かしながら建物の性能を上げる「リノベーション」を選択しました。
断熱が無かった家が新築に近い断熱性能になる・耐震的に不安だった家が補強される・サッシ、水回りは新築と同じ商品になる など性能・住みやすさ・クオリティーを上げるリフォームを「リノベーション」と呼んでいます。
同程度の広さが欲しい場合は、建て替えより安い予算で新築同様の住まいになります。工事金額で新築の約7-8割程度。新築の場合その他の諸費用も、かなりかかります。
新築の着工数が減っている今、ますます注目のリノベーション工事。施工例二棟をご紹介します。
リノベーション住宅~A邸~
建築してから、どこも直さなかったこちらのお家。廊下に掃き出し窓が何枚も並んでいたのが特徴で、とても寒く悩まれていました。工事内容としては一階のフルリノベーション、二階は普段居ないので着手しませんでした。
部屋が窓に面しておらず暗かったお部屋も、廊下を無くすことで明るくなりました。
和室・茶の間・寝室と細かく仕切られていた空間を一つにまとめる事で、生活しやすくかつ暖冷房もよく効く省エネな住まいになりました。キッチンの後ろにある棚は奥様のアイディアで、元々あった天板を使った食器棚です。4.5帖の仏間には、旧玄関に合った格天井を組み込みました。古いものを磨いて新たに使うのも改築の良い所です。
最初の写真、板で覆われている部分が和室の仏壇になります。
以前はボイラー室だった場所は、ランドリーへ。広い住まいのリノベーションの場合、こういった以前は無かったような間取り、「ランドリー」「ウォークインクローゼット」「シューズクローク」などは簡単に作ることが出来ます。
リノベーション住宅~B邸~
こちらは完成後の写真です。使ってない部屋が多く、約11坪の減築をし、既存部分の性能を上げるリノベーション工事をしました。
台所・茶の間が分かれていたのがLDKになりました。もはや改築とはわからない仕上がりで、見学に来られた方々も驚いてました。以前は、電気を付けないといけなかった居間でしたが、このように明るくなりました。
旧家の欄間や建具を使った新しい和室。玄関から土間を通り入ることが出来て、来客時にも活躍します。新築ですと畳のお部屋も少なくなりましたが、こちらは二部屋とりました。仏壇の向きは変えてません。
タタミとLDKを仕切る建具は建具屋の造作。無双になっており、風と明りを通すことが出来ます。施主様こだわりの逸品になりました。
壁・天井・床下、全てに断熱を入れ、窓サッシも新築同様の商品を入れました。国で推し進めている、リフォームの補助金も申請しております。
このように性能をアップするリノベーション工事、ますます需要が増えていくと思われます。既存の躯体に帳尻合わせて組んでいく為、梁を足したり・柱を抜いたりと、とても技術がいる工事になります。工程も複雑です。
なかなかできる大工さんも少なくなっている中、当社は沢山のリフォーム・リノベーション工事の実績があり大変喜ばれています。
なぜこの二棟を並べてご紹介したかといいますと、昨年A邸の完成後を見学されて、B邸がリノベーション工事を決めたからです。百聞は一見に如かずですね。
ぜひご興味ある方、ご相談ください。