羽黒町手向の現場
「古民家リノベーションのお家」がついに完成しました。
見学会は開催しませんので、こちらのブログにて写真をアップします。
約70坪のお宅を約半分解体し新築・残りを既存リフォームしました。
残す部分の土台・柱・梁が見えるまで解体しその状態から
新築部分と合わせ、工事が始まっていきます。
以前の住まい。向かって左側を残し、右側を解体します。
床・壁を取り払うと、基礎・土台・柱が表れてきます。
柱・梁に、二階部分が乗っている状態。
まだまだ使える梁もたくさんありました。
構造耐力の検討をして使える構造材は再利用し、
新しく地盤改良・基礎・柱・筋交い・梁・金物を施工します。
地盤調査をして、地盤改良を行いました。
新築部分の基礎。
既存部分も新築同様のベタ基礎。
新築部分の躯体。奥に見えます、残した部分と一体となります。
旧家屋の材料と新しい材料が一体となり、構造を支えます。在来工法ならではの瞬間です。
新しい材料やサッシが入り徐々に全体が出来上がっていきます。
新しい間取りは以下の内容です
<1階>ダイニングキッチン・居間・客間・寝室・納戸・家事室・水廻りがあり、車庫・外物置にも室内から出入り可能です。
<2階>子供室が三部屋・寝室・トイレ それぞれの部屋にクローゼットを配置しました。
窓は既存部分もLow-Eペアガラス。
外壁は趣のある塗り壁で仕上げました。
瓦と塗り壁、柱が表れた下屋が、どっしりした和の印象を与えます。
リビングはお客様のご要望で一部をタタミにしました。奥に見えるのが、当社特製の造り付TV台です。
光も入り、くつろいでいる姿が目に浮かびますね!
キッチンスペース
お客様の導線を考え、造り付食器棚・カウンターを配置しました。お客様に喜んでいただいてます。
各部屋
手作りの建具は鏡付きです。わざわざ買って置かなくてよいのでとっても便利ですね!
風除室
雪が多い地域ですので、玄関前の仕切られたスペース・風除室はとても便利で、来客された方にも優しいです。
車庫
車二台と荷物が収納できる車庫は、そのままシュークロークへとつながり居住スペースへ入って行けます。
また、旧家屋の建具板・腰板を再利用し、代々受け継がれてきた歴史を随所に感じることが出来ます。
収納棚の建具には、旧家屋の建具で使われていた板を再利用。
玄関からすぐのホールは旧家屋の腰板を、再度磨いて利用。
新しい材料だけでは表現できない味があります。
カウンター板は倉庫にあったものを利用。羽黒山の神木材だそうです。
和室の落とし掛けは旧家屋のもの。
客間の建具は旧家屋の建具板を再利用。 たくさんのお客様の目に触れるでしょう。
「旧家材がもったいない」「古くはないが、間取りで困っている」
「広さは十分だが、部屋数が足りない」…などなど
お家の悩みは皆さま、それぞれです。
お困りの事、新築・増改築のご相談ありましたら、いつでもお問合せ下さい!