『築100年以上の古民家再生工事』
現場ブログでもご紹介してきました、「築100年以上の古民家再生工事」は9月下旬についに完成を迎えました。
今ある材料を新しい建物にも取り入れたいとのお客様の想いから始まったこの計画。当社の古民家材再生技術を駆使し、見事に生まれ変わりました。とても難しい工事でしたが、ひとつひとつ丁寧に仕上げて頂いた職人さん方に感謝です。
ここでは、完成後の写真でご紹介させて頂きます。
工事の過程を見たい方はこちらへ
→ブログ「築100年以上の古民家再生工事」http://gendaiminka.com/?p=8636
◎外観・玄関
外観は全くの新築のようです。リフォームでは難しかった、完全外張り断熱ですので断熱性能も新築と変わりません。
明るい玄関にはシュークロークが隣接しています。コートや普段使用しない靴などが収納できる大変便利な空間です。
◎リビング・ダイニング
約20帖のLDKです。天井から現れている梁は以前のお家の材料です。東に大きい掃き出し窓(床までの窓のこと)があり非常に明るいですね。皆さんで選ばれたキッチンは白で統一し清潔な印象。二枚目・三枚目に見える食卓テーブルとTV台は当社特製です。クロスも変化していて面白いですね。(よく質問を受けますが、クロスは何を選んで頂いても・貼り分けをしても値段は変わりません。約1000種の中から好きなものを選んで頂けます。)
◎客間
こちらのお家の中央にあり、窓からは綺麗な庭園が見える客間です。12.5帖の大きなスペースで、大勢のお客様が来ても対応できます。この客間は、躯体を残し再利用した部分ですので以前の柱がそのまま残っております。ご先祖の位置も変わってません。伝統を残しながら新しく生まれ変わった部分です。
◎寝室
一階には、おじいさん・おばあさんの寝室。二階には寝室が3部屋あります。どのお部屋も明るく・収納がたっぷりとある空間になりました。
床材は無垢のニレです。空気を適度に含んでくれて、特に冬は暖かく熱を保ってくれます。
◎2Fホールと小屋裏収納スペース
2Fホールはセカンドリビングとして使える空間がありソファ等も置けるスペースがあります。家族が利用するのはもちろん、お子様の友達が来た時などにも使えますね。トイレや洗面台もあります。
ホールを見下ろす形で、小屋裏収納があります。普段使わないものや、季節物をしまうのに便利です。
当社がこだわり続け、全棟・全材料に用いる「無垢材(ムク材)」は100年を超えてもなお、しっかりと家を支え続けていました。解体してみると以前の材料の良さや、大工の技術の素晴らしさを見る事ができます。集成材ではなかなか次世代に再利用するのは難しいと思います。
こちらのような、古民家にお住まいの方は本物の木の家が良いことを知っていらしたのでしょう。
新築でもリフォームでも、建物をお考えの皆さま、ぜひ一度「無垢材の家」をご検討してみてはいかがでしょうか。
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