家の傾きや基礎を全部やり直したら、今度は残った既存の周囲に新しい骨組みとなる柱を立てていきます。土台には、水分や白蟻に強い檜材を使用し、新しい柱は地元庄内産の杉の柱(4寸角)を用いて、150年前の材料と共に、新たな骨格として少しずつ家の形が甦ります。
この家の150年前の材料は、ほとんどが栗や欅などで、今ではとても手に入れる事が不可能の建築材で造られています。これらの建築材は300年は十分耐久性があると言われております。ですから一見した所は、確かに古い部分がありますが、私どもの調査でもまだまだ十分に使えると言う判断のもとに、この家の再生を決心したのであります。このように昔の職人の技もそうですが、木造の耐久性の強さに改めて驚きを感じます。このような古民家に現在も住まいしているお客様が多くいらっしゃると思いますが、もしも今の住まいをどうしようかと迷っているようでしたら、是非一度ご相談下さい。勿論相談や現地調査は無料でございます。
現在は新築住宅の内、約85%は集成材(板を接着させて作った人工の柱材)で造られているそうですが、そういった材料で建てられた家は、果たして何年もつのでしょうか?