想い出の和室材料を再利用した「土間」のある家
風除室は現代民家オリジナルの木製建具で、作成しました。
使わない時は壁の中に隠れてスッキリ。
外観を損ねないこの風除室は、雨風や雪の強い日に大変重宝し大変人気があります。
多くのお宅で採用されております。
玄関を入ると、すぐに土足で入れる「土間スペース」があり、そこから居間につながります。
玄関を通らずに、土間のサッシから外へ出ることも可能で、物干し場としても利用できます。
この「土間スペース」も風除室と同様に日本国展示場にて初採用し、これもまた多くのお客様からご好評を得ております。
竹や桜などの既存の和室材料を天井やランマに再利用しました。
玄関ホール脇の シュークローク。家族用の靴棚やコート掛けなどのスペースです。
杉の絞り丸太の床柱と、桜の磨き丸太の落し掛けを再利用しました。
リビングには小上がりのタタミコーナー。洗濯物を畳んだり、少しゴロンとしたりできるスペースとして。
段差を有効利用した引出し式の収納も大工さんと建具屋さんの手作り。
奥まで使えるようになっています。
あえて構造の柱を現わした飾り棚に、こちらも解体前の床の間から外した「木細工」を取り付けました。
造り付けの家具でスッキリ
キッチンの流し上に付けた「手作りハンギングラック」。
ポトスなどの観葉植物を置いたするとステキです。
リビング側からの目隠しにもなります。
食器棚も造付けです。
洗面脱衣室にも造り付けの棚を設けました。
格子をスライドできるこの建具は、風を通せ目線を遮る事が可能です。
子ども室のドアです。
ガラスをはめ込んでありますが、こちらは工事期間中にお子さんたちにガラス細工を作ってもらい、それを建具屋さんにはめ込んでもらいました。
このきれいなステンドグラス風の細工は、なんとすべて100円均一の材料で出来ています。
とても素敵な出来上がりでスタッフもビックリしました。
枠から外せるので、たとえ割れたとしても、季節でガラスを入替える事も可能です。
これからもずっと家造りの思い出として、残ってもらえると設計者としても嬉しいです。
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