2008年 08月 21日
床材は好き嫌いもあるかもしれないが、
何と言っても無垢材に敵うところはない。
一般的に、床材と言うと「フローリング材」が最もポピュラーである。
フローリング材とはベニヤ板を何枚も貼り合わせて、表面仕上げは
木目調のカラー合板で奇麗に見せている工場生産品である。
ハウスメーカーさんは大体がこの「フローリング材」を使用している。
建材メーカーが経営母体にあるから、フローリング材を使わない訳には
いかないのだろう。無垢材は御法度なんです。
ところが輸入住宅となると無垢材があたり前。
単価はフローリング材より無垢材がもちろん高い。
合板の床材なんか海外には無いから、予算がない場合は国内建材メーカー
の合板フローリングを使わざるを得なくなる。
無垢材の良いところは、
「素足で歩いても冷たくない」「本物志向」「健康に良い」等がある。
写真の床材はパイン(赤松)の無垢材で、大工さんが床に貼り付けているところだ。
木工ボンドと釘を使って固定していく。
無垢材の施工で注意が必要なのは、温度によって多少伸縮するため、
2枚の間に名刺1枚程の隙間を作ってやることだ。
これも生きた無垢材だからこその証である。