2007年 11月 23日

2007年 11月 23日

「千日回峰行」をご存じでしょうか?
京都比叡山の天台宗きっての荒行のことである。
どういう荒行なのかを簡単に説明すると、
千日をかけて4万キロを歩く修行や、
9日間も堂にこもり、断食、断水、不眠のまま、読経する。・・・
(ネットで検索すると解ります)
なぜこんなことをいきなり書くのかといえば、
宗教に目覚めた訳でもなく、出家に興味がある訳でもない。
先日のニュースで、つい最近この「堂入り」をやってのけた若い層
を取り上げていたのを観て、とても感動したからである。
普通の人間ならとっくに死んでいるだろうと言われる荒行の
一つである。
この若い層は、平井賢が好きな32歳のイケメンときたから、
また興味が湧いたのかも知れない。
実を言うと、この「千日回峰行」については、3年前くらい前にも、
NHKの特別番組で観て、深く感動をしていた。
そのときの僧侶は酒井雄哉(ユウサイ)さんという方で、
ビックリしたことには、この方は「千日回峰行」を二度も達成している。
記録によれば、長い歴史の中でも、二回達成した人はわずか三人しか
いないそうである。
こういう過酷な修行をいとも簡単にやってのける人を見ていると、
普通に毎日を送っている我々なんか、到底足元にも及ばないというか、
もっと自分を追い詰めた、精一杯の毎日を過ごしたいと思うのである。
「できない事は無い!できるまでやる!」
こんな気持ちにさせてくれる。

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