2008年 03月 26日
国土交通省より1月1日現在の地価公示価格が発表された。
全国平均では2年連続の上昇だったが、山形県の地価は10年連続の下落である。
バブルの影響で、土地の高騰が決して著しくはなかったこの地方で、
下落続きというのは誠に解せない話である。
地方は首都圏と比べて何かと反応が遅いだけに、ここ2,3年以内には回復するであろう。
もう一つ、地価下落の背景には、
景気低迷による土地需要の低下や、人口減少や高齢化が原因による需要低下
も考えられるだろう。
物の価値というのは、需要と供給のバランスにより大方決ってしまう。
鶴岡市の市場を見ても、供給過多の物件数に対して、需要が極端に冷え込めば、
値が下がって当たり前である。
鶴岡市の下落率は、前年比3.4%と言うから、坪15万円の土地であれば、
坪当たり5000円位は下がっていることになる。
価格が下がったから、市場がもう少し活発化してもらいたいところだが、
消費者心理として見れば、もう少し下がる気配を静観したいというところが本音
なのかも知れない。
土地価格が総体的に下がれば、地主さんにとっては痛手になるだろうけれど、
家を建てたい人にとっては大変有利になり、我々建築業者にとっても受注しやすい
だろうと思いきや、昨今の資材高騰により、諸手を上げて喜んではいられない状況
でもある。
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Tags:地価公示価格