2009年 04月 30日
外壁の1階床上1メートルの範囲には、内外シロアリ消毒を施工する。
もちろん内外にです。

オレンジ色に見えるのが消毒した跡。
屋根が掛かると電気工事も始まる。
コンセント用の気密ボックスも大変重要な役割を担う。
外部からの隙間風をシャットアウトして、気密性を完全なものにするための
ツールです。

このように、
石膏ボードを貼ったら見えなくなってしまう部分こそ、注意して見ていただきたい
ポイントです。

2009年 04月 28日
通常、外壁下地に貼り付ける防水放湿シートはホワイト色をしており、
その役割は、外からの雨水の浸入を防ぎ、住宅内部からの湿気を外部に
放湿してやること。
ほとんどのメーカーではこれを使用するのが一般的であり、ブルース本部
でも同じである。
当社では、写真で見るような銀色の遮熱防水シートを標準仕様として使って
いる。

何の違いがあるかと言えば、
遮熱効果が高いため、真夏の暑さを和らげ、真冬の寒さを少なくする効果が
ある。
体感温度が2〜3度違うと言われている。実際に調査したわけではないが、
実際に使用したお客様の感想を伺うと、やはり今までとは明らかに違う。
真夏に車のフロントガラスに付けるサンシェードと同じ理屈だから、何も難しい
説明は不要じゃないかという気もしている。
これこそ、時代に則した省エネ住宅の基本ではなかろうか。

2009年 04月 25日
サッシのツバを構造合板に完全に固定した後は、
防水両面テープで四方を押さえて、雨水の浸入をシャットアウトします。

この両面テープを貼る場合に、大事な注意点があります。
それは、下から上に順に押さえて行くことです。
最初に一番下の横テープを貼り、次に縦の左右、上の横テープ、
最後に4隅を斜めに押さえて完了。
防水放湿シートを貼る時に、テープの紙を剥がし、そこにシートを
粘着させれば、窓周りの防水は完璧です。


2009年 04月 24日
サッシの取り付けは、大変重要な工程の一つです。
開口部の防水処理と言う点では、念入りな施工を心掛けるべきです。
まずは、サッシ開口部の周りにコーキングを塗りつけて、
第一段階の防水処理を施工します。

コーキングの塗り方の上手い下手はあまり関係なく、
隙間なくきっちりと塗られているかが重要。
そして、第2段階として、

サッシをはめ込み、サッシツバをしっかりビスで固定すれば、
コーキング材がツバの下で合板に密着する。
第3段階は、また次回に説明します。

2009年 04月 22日
今日より小屋組みに取り掛かっている。
2×6(ツーバイシックス)材を棟木と母屋の上に等間隔で固定していく。

材料はSPF材と言って、米松系の上級品です。
前にも話したが、アメリカ本土では2級品の材料しか使わず、
日本向け用はJグレードと言って、特別品なのです。
写真を見て分るとおり、節目が比較的少なくきれいだと思いませんか?

外側は9ミリの構造合板を貼って耐力壁を形成していく。
これこそが地震に強いと言われる所以です。
小屋組が出来上がって行くと、段々と建物の形が見えてきて、
お客様にとっては現実味が湧いて来る。
ここから先、塗り壁やS瓦の色だとかを想像しながら、イメージ通りの外観に
なって行くのが実に楽しみである。

2009年 04月 21日
ツーバーフォーの壁構造は至ってシンプルであり、解り易い。
455ミリピッチで2×4材の間柱が入っているに過ぎない。
強度が必要な部分には、2×4材を2〜3枚重ね合わせた間柱を使用する。

窓が入る開口上部はマグサを入れて補強する。
外側からは9ミリ構造用耐水合板を貼って、壁式構造を成して行く。

耐力壁の場合には、合板を止める釘は長さが50ミリ、
釘ピッチは外周部100ミリ、中間部200ミリと基準で決められている。
ツーバイフォー工法は釘が命です。

2009年 04月 17日
H様邸の1階壁組みが始まり、段々と建物の形が現れてくる。
ランバー材を全てバラで注文し、現場で壁を構造図に沿って組み立てて行く
ので、ツーバイフォーの構造が手に取るように解って実に面白い。

今月末位には構造の見学が出来るので、ご検討中のお客様、または弊社の
住宅にご興味のある方は、ホームページ上の「見学会情報」よりお気軽に
お申し込み下さい。
鶴岡市のS様邸は、今日から地盤改良工事に着手。
H様邸と同じく、表層改良で施工した。

小高い丘の現場からは、晴れ渡る青空と、紺碧の海がとても美しい。
こんな素敵な場所にお住いになられるS様がとても羨ましく思えた。
さあ!気合を入れて頑張ろう!
8月には、青い空と紺碧の海に映える素敵な家が出来ていることを
励みにして・・・

2009年 04月 16日
お客様との打ち合わせって、結構へとへとに疲れる。
打ち合せが終わると、力が抜けて行く感じがいつもする。
真剣にお客様とお話しをすると、結構頭を使いながら、
ありとあらゆる方向からアドヴァイスをさせていただくからかも
知れない。
今日は工事中のH様と主に内装関連の打ち合せがあり、
細部に渡っての打ち合せ。結構来たーという感じの疲労感。
こんな時は、

メロディ・ガルドーの心地良いジャズボーカルで疲れを癒すのが、
私にとっては一番のリフレッシユ時間。
最高に良いですよ!機会があったら聴いてみてください。
これこそ、大人のジャズ、っていう感じです。
ジャズに親しみが無い方でも、彼女の歌声にきっと癒されること
でしょう。そのルックスにもぐらっと来ます!
新譜が発売になり、早々にアマゾンで購入した1枚だが、
1300円程の価格にしてはかなり儲けた気がして、
ついついお話ししてみました。

2009年 04月 15日
床断熱材として、スタイロ系のカネライトインサーを使用し、
土台と大引きとの間に詰め込んで行く。その厚さ85ミリとかなり厚い。

詰めると言うよりも、詰め込むと言った方が適切である。
両側に溝が作られているため、圧縮するような形で隙間なく詰め込める
のが特徴だ。
この断熱材は、グラスウール系と比較すると、断熱性能はほとんど変わらないが、
雨に濡れても安心な点がある。また、湿気を含みにくいという点も評価が高い。

2009年 04月 14日
建て方が始まった。
まず最初に基礎パッキンを敷いて行く。
厚さ20mmのロング型を隙間なく敷く。

この基礎パッキンの役割は、基礎からの湿気を土台に伝えないためと、
四方八方からの床下換気のためである。隅々に湿気のよどみが出来なくなって
常に床下がカラッとしている。
シロアリを寄せ付けないのが一番のメリットと言ってもいい。

基礎パッキンの上に土台を敷いて、アンカーボルトとスクリューワッシャーで緊結する。
今日は朝からずっと現場に付きっきりだったこともあり、正直かなり疲れた。
建て方の初日だけは、材料が到着することもあり、必ず現場に密着するようにしている。
最初が肝心である。
