2008年 08月 26日
ブルースホームのサッシはアメリカ製高性能樹脂サッシです。
何が高性能かと言えば、
内外の枠がオール樹脂製、アルゴンガス入りのペアガラス、
更にはLOW−E加工されたガラス。
最も寒い時期でも、今まで結露したことは一度もありません。
(ガラス面も枠面も)
真夏の暑い時期に、ガラスを通して西日を顔に当てても痛さが半減します。
こんな高性能な樹脂サッシが、当たり前にそれも安価で使われているアメリカ。
それが日本では、ほとんどのメーカーでオプション設定の商品となります。
サッシ一つをとっても、結露で周辺の木部が腐らないから、家そのものが長持ちする。
住宅先進国アメリカには、そんな一歩進んだ考えが根付いているような気がして
なりません。
ところで、全く違った話になりますが、
酒田の現場近くから見た鳥海山には、雪がほとんどありませんでした。
いくら夏とはいえ、例年多少の残雪はあったような気がしますが・・・
2008年 08月 25日
ツーバイフォー工法の大きな特徴は、
面で強度を保っている点があります。
石膏ボードの厚さは12.5mm。
在来工法では9mmが一般的なことから見ても、
その違いは歴然としています。
石膏ボードを下地に止めるビスのピッチも、
写真を見ての通り、外周部は100mm、中間部が200mm
とかなり本数的に多いです。
ビスのピッチまで決められているとは驚きですよね。
安心面の得点が加算になりましたか?
写真で黄色い透き通ったシートが気密シートです。
ベーパーバリアと言われるもので、隙間を無くするために
家全体をスッポリこの気密シートで覆います。
こうした地道な作業が、Q値(熱損失係数)1.4以下を
実現しているのです。
2008年 08月 23日
今回のお宅は、階段材に無垢のパイン(赤松)材を使用している。
1階、2階共、床材にパイン(赤松)材を使用していることと、
南欧風のカフェのような家をコンセプトにしていることもあり、
この素材以外には考えられなかった。
無垢材のお薦め理由は、
自然素材であることはもちろんのこと、暖か味のある点である。
写真はまだ未完成で、もちろん塗装もまだであるが、
自然塗料の「リボス」を塗って仕上がる。
ステイン系の塗料のため、地肌が透いて見える。
木の節が透いて見える独特の質感が若い人には受けている。
出来上がりを乞うご期待いただきたい。
2008年 08月 21日
床材は好き嫌いもあるかもしれないが、
何と言っても無垢材に敵うところはない。
一般的に、床材と言うと「フローリング材」が最もポピュラーである。
フローリング材とはベニヤ板を何枚も貼り合わせて、表面仕上げは
木目調のカラー合板で奇麗に見せている工場生産品である。
ハウスメーカーさんは大体がこの「フローリング材」を使用している。
建材メーカーが経営母体にあるから、フローリング材を使わない訳には
いかないのだろう。無垢材は御法度なんです。
ところが輸入住宅となると無垢材があたり前。
単価はフローリング材より無垢材がもちろん高い。
合板の床材なんか海外には無いから、予算がない場合は国内建材メーカー
の合板フローリングを使わざるを得なくなる。
無垢材の良いところは、
「素足で歩いても冷たくない」「本物志向」「健康に良い」等がある。
写真の床材はパイン(赤松)の無垢材で、大工さんが床に貼り付けているところだ。
木工ボンドと釘を使って固定していく。
無垢材の施工で注意が必要なのは、温度によって多少伸縮するため、
2枚の間に名刺1枚程の隙間を作ってやることだ。
これも生きた無垢材だからこその証である。
2008年 08月 20日
モルタルを塗り付ける下地となるのがリブラス(金網)。
これを胴縁の上にステンレスの釘で固定していく。
ステンレスの釘を使うのは、錆び除けの為なのはもうお解りだと思う。
ここからは左官屋さんの仕事である。
待ってましたとばかりに手慣れた手付きで仕事がはかどって行く。
塗り壁仕上げの外壁は、このような下地作業から最終のスタッコ仕上げ作業まで
いくつもの工程を踏んで出来上がって行く。
一発仕上げの窯業系サイディングと比べると、掛ける手間が全然多い。
それだけ金額的にも高い外壁材なのです。(サイディングの約1.5倍)
一般の方がここまで理解できているとは思わないが、
塗り壁仕上げの外壁はサイディングより高級なんだということを
忘れないでもらいたい。
2008年 08月 19日
通気胴縁を取り付けて、外装下地工事が完成。
早い話が、女性の化粧下地が完成したようなものである。
下地がしっかりしていないと、表面にボロが出る。
表面にボロが出れば、直しようがない。
これから先は、メタルリブを貼り付けて、
その上に軽量モルタルを20�oを塗りつける。
左官屋さんの腕の見せ所である。
モルタルが終われば、スタッコラストを上からランダムに塗り上げて行く。
ラフな仕上がりが中々難しい。
2008年 08月 18日
電気コンセントを外壁側に取り付ける場合には、
気密性を確保するために専用のコンセント気密ボックスを
使用する。
ちょうど豆腐のケースみたいな形をしていて、
この中にコンセントボックスを入れてスタッドに固定する。
この気密ボックスを使用することにより、
隙間風が入ってくることを防止し、冷気もシャットアウトする。
ここでも、出来上がってしまえば見えなくなる部分を大事にしている
ことがご理解いただけると思う。
2008年 07月 30日
2階の壁が組み上がり、天井根太を敷き終えると、
小屋組みへと進んで行く。
たる木は2×6材を使用して、455mmピッチで並べる。
積雪荷重を考慮しての設計になっている。
たる木の後は、12mm合板を貼って、その上から屋根材の下地(ルーフィング)
を貼って行く。
ルーフィングを貼ってしまえば、雨が降っても下に水が落ちることはない。
簡単な話、屋根用防水シートである。
屋根の勾配が6寸なので結構急ではあるが、屋根足場がなくても何とか歩ける。
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2008年 07月 29日
先日のイチローのコメントが脳裏に焼き付いている。
日米通算3000本安打に7本と迫っている時のコメント。
「見ている人にとっては数字は減っていくものだろうが、
自分にとっては数字は増えていくものなんです。」
イチローにとってのゴールは3000本ではなく、
もっと先の遠いところにあるんだと思う。
イチローにとって、
3000本という数字は単なる通過点に過ぎないんでしょう。
松井とイチローのどっちが好きかと聞かれれば、
私は当然にイチローと答える。
天才と言われながらも、常に努力して向上心に尽きない
彼の「生き方」を見習うべきところは多い。
有言実行をさらっとやり遂げるところなんか実に心憎い。
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2008年 07月 23日
2階床が出来上がると、壁を外側から組んで行く。
写真は、床上で組んだ壁を垂直に起こして床に固定しているところ。
壁の途中途中に入っているのが2×4材。
断面が(2インチ×4インチ)サイズの角材です。
開口部には後々サッシが納まる。
壁の外側には合板9ミリを貼り付けて、次第に形が出来上がっていきます。
床が白っぽく見えるのは、雨が降っても大丈夫なように養生シートを接着してあるからです。
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