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2008年 07月 22日

2階の床根太の深さは10フィート(235ミリ)あり、
SPF材の2×10が主たる材料になるが、
2枚抱き合わせたり、荷重の掛かる所には分厚い集成材を配置したりと、
結構複雑な組み合わせになるようだ。


根太を受ける金物はもちろん釘で止める訳だが、
その釘の長さも全て公庫基準で決まっている。
金物用の釘はほとんどが65ミリなっていて、
釘頭が黄色になっているため、後からでも長さを確認できるようになっている。

ツーバイフォー用の釘は、他にも90ミリ(赤)、75ミリ(青)、50ミリ(緑)と
長さによって色分けされていることにより、作業性を高めていることと
打ち込んだ後でも確認できるように配慮されている。
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2008年 07月 19日

土台を敷き、28ミリの床合板を貼り終えると、
いよいよ1階の壁組みへと進んで行く。


壁には455ミリピッチで2×4材を入れて組み、9ミリ合板を外側に貼り付けて、
1枚の壁が出来上がって行く。
ツーバイフォー工法は面で強度を保つので、床面や壁面や天井面に貼り付ける
合板が非常に重要になる。よって、釘のサイズやピッチが規格化されている。
それにしても、気温が30度を超える猛暑の中、立っているだけでも汗が噴き出してくるのに、
大工さんには本当に御苦労さまです。
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2008年 07月 17日

基礎天端と土台の間に挟むのが基礎パッキン。
写真を見ての通り、当社ではロング型を使用しているので、
鼠の外部からの侵入を完全に阻止できる。


材質は炭酸カルシウムの複合材で、厚さが20ミリで幅が100ミリ。
この基礎パッキン工法のメリットは、
1.コンクリートから土台への湿気を絶縁してくれるので、シロアリが寄り付かない。
2.従来のやり方(基礎に換気口を設ける)と比べると、ヒビが入りにくいため頑丈である。
3.基礎の全周から風が入るため、床下が常に乾いている。よって、家の耐久性が高まる。
4.基礎パッキンメーカーの「シロアリ10年保証」が付いている。
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2008年 07月 15日

輸入住宅と言うと、粗悪な材料を使っているんじゃないかと疑って
いらっしゃる方がたまにおります。
そういう方々のために敢えて写真入りの説明をさせていただくと、
主要構造部材はアメリカよりの輸入品であることは間違いないですが、
ブルースのものは全て「J・グレード」と言って、日本向けの特別の材料です。



すなわち、日本向けの部材は、節が少なく、乾燥率も15%以下の優良品なのです。
アメリカで使用する部材は日本向けと比べるとランクが下がると言います。
それでも住宅の寿命が70〜80年と言いますから、
強い理由は材料ではなく工法なのが良く解ります。
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2008年 07月 11日

型枠を外して補修を加えれば。、写真のようなべた基礎が完成します。
これを見ていただくと、地中からの湿気が上がって来ないために、
床下が常に乾燥していることがお解りいただけると思います。
当社では、このべた基礎が標準仕様です。

基礎上に突き出ている棒状の金物は、土台を緊結するためのアンカーボルトです。
基礎内部の立ち上がり部分が欠けている箇所は人通孔と言い、家が出来上がった後に
点検のため床下に潜っ時に、人が通るための点検口です。
床下から出ているブルーとピンクの管は、水廻りに必要なお湯と水用の配管材です。
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2008年 07月 08日

1週間位前から事務所のガラス越しに見かけていたのだが、
ツバメが看板下辺りに寄りついていたので、不思議には思っていたが、
まさか巣を作っていたとは・・・

糞とかで汚くなるのが嫌で、最初はえーっと思ったが、
昔から「ツバメが巣を作った家には幸せが来る」という言い伝えを思いだし、
これは歓迎しなければいけないと考えを改めた。
妻と息子はこのことをもちろん大歓迎で、餌でも与えんばかりの勢いであった。
私はあまり鳥類は好きではなく興味もなかったために、
ツバメがどんな形をして、どんな顔をしているのかさえ、今までは知らなかった。
ところが今回初めてその顔まで拝ませてもらったところ、
体は黒っぽいが、顔の真ん中が赤いということが解った。(意外とかわいい顔)
今は多分卵を温めているところだと思うが、これから雛が生まれると騒がしく
なりそうである。
暫くは、予期せぬ幸福の使者を静かに見守ってやりたい。
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2008年 07月 04日


型枠を組み終ると、コンクリートを型枠の中に流し込んで行く。
ここで大切なのは、流し込んだコンクリートの中に気泡が出来ないように
バイブレーターで振動を与えて、コンクリートが良く行き渡るようにしなければ
ならないことです。

気泡が少なければそれだけ締まっていて、丈夫な基礎が出来上がるからです。
ついでに付け加えると、
コンクリートの打設は、時間が非常に重要になります。
夏なら、生コン工場を出荷して一時間半以内が理想です。
それ以上時間がかかると、コンクリートが固まり始めて、品質上の問題が
生じるからです。
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2008年 06月 30日

べた基礎の配筋については、構造計算によってピッチと径が決まる。
土間部分は径が13パイの鉄筋をピッチ200で配置し、
場所によってはピッチ100の箇所もある。
積雪荷重1メートルに基づいて計算している。

建築資材の価格が軒並み上がっているので、鉄筋も当然のことながら
上がり続けている。左官屋さんがぼやきたくなるのも解る。
梅雨入りしたというのに天候に恵まれ、現場がはかどって大変ありがたい。
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2008年 06月 26日

基礎工事の床掘りが終わると、砕石を敷いて転圧をかける。
当社の基礎仕様は「べた基礎」ではあるが、
地中梁工法といって強度が更に強くなる。
解りやすく言えば、土間の下に梁が縦横に走っている。
(写真で縦横に掘られている部分)

転圧を掛け終ると、土壌部分のシロアリ消毒をする。
べた基礎の下から、シロアリを寄せ付けないためだ。(写真参照)
消毒が終わると、次は防湿シートの敷き込みが待っている。
べた基礎の下とはいっても、湿気を喰い止めるのは大事なことだ。

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2008年 06月 25日

輸入住宅でも和室を希望する人は多くいる。
ガチガチの本場スタイルではなく、
日本風味のうまく溶け合ったスタイルが好かれる。
アメリカのように靴のままで家の中に入る生活スタイル
ではないため、当然に和室が必要となる場合は多くある。
和室といっても、ゴテゴテの日本風に仕上げる方は極めて少ない。
欄間や長押などの凝った造りは、輸入住宅には今一ぴんと来ない。
輸入住宅のドアは高さが2メートルそこそこあるため、
和室の襖や障子の高さが昔ながらの180�pではアンバランスな感じもする。
だから最近では、それらの高さを極力2メートル位をお薦めしている。
その方が隣接する洋室やリビングのドアの高さと調和していて見た目がいい。
理由はそれだけではない。
最近の欧米化傾向が進む日本人体型では、180�pの襖では頭がぶつかってしまう。
但しこの場合、襖の下地となるベニヤ板が大きくなるため不経済であることは
間違いないし、当然に価格も高くなる。
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