家造りで一番大事なお金の話
家を建てるときにかかるお金は、本体工事費や別途工事費といった「建築費」だけではありません。
税金や手数料などの「諸費用」が全体の10%程度かかります。
そして、土地を購入して建てる場合には、さらに「土地取得費」がプラスされます。家づくりにかかる費用はこれらの合計です。
家づくりの際には、貯金の額や年収、家計の事情などをもとに「予算」を設定していきます。
予算の上限は、銀行などから借入額に預貯金などを加えた家づくりのために使えるお金の合計です。
家づくりにかかるコストの総額は、予算の上限を超えないように注意が必要です。
ハウスメーカーや工務店にプランの見積りを依頼する際には、建築費の予算ではなく「家づくりの総予算が○○万円です」と、
予算に土地取得費や諸費用などが含まれていることを伝えることで、予算オーバーを回避することができます。
住宅ローンの安心・安全のためには、できるだけ自己資金を多く準備しましょう。自己資金を多くすれば、借入額が減って、返済負担も軽くなります。
また、返済期間を短くして、早く返済を終えることができる可能性が高まります。
5年、10年と短縮できれば、精神的な安心感もありますし、返済が厳しくなったときには、
返済期間を延長することで、毎月の返済額を減らすことなどの対応も受けやすくなります。
借入額が少ないほど毎月の返済額が軽くなり、リスクも小さくなる。贈与税の非課税枠を活用して親などから贈与を受けられないか、預貯金・生命保険などの見直しなどによって自己資金を積み増しできないかなど、借入額を小さくする工夫が第一となります。
返済期間を短くすれば、毎月返済額は増加するが、利息がかかる期間も短いので、総返済額を少なくできる。早く返済を終えられるという精神的な安心感も、また、万一返済が厳しくなったときには返済期間を延長しやすい。
ボーナス支給額は会社や個人の業績に大きく左右される。その比重が高いと、ボーナス返済で行きづまってしまうことも。できればボーナス返済はゼロに。難しい場合でも、元金の30%居ないに抑えておくのが無難。