ボストン滞在記9(帰国)
5日間滞在したボストンをいよいよ離れる日が来た。
地下鉄利用方法やどこに何があるか等、ボストンスタイルにようやく慣れた頃に
皮肉にも帰国の途に付くことになった。
最初から分っていたこととは言え、淋しい気持ちを隠すことはできない。
この5日間の滞在を通して、感じたことがある。
何よりも、アメリカは自由の国なんだなあという点。
地下鉄の中でも平気で大声で携帯で話ししているし、
街中でも短パンにサンダルとラフな格好の人が実に多い。
辺りに気を使う事が無いと言うか、実に自由奔放にふるまっている。
日本とは大きく違って見えた点である。
二つ目は、ボストンの街中は、正直汚かった。
地下鉄の中や街中にはゴミが至る所に落ちていて、
発展途上国によく見られる風景にどこか似ていた。
大都市東京の方が遥かに綺麗だと思う。
三つ目は、駅や街中に公衆トイレが全くと言っていいほど無いこと。
挙句の果て、コンビニも少ないと来たから八方塞がりだ。
これにはかなり不便を感じた。
「朝の通勤時に、一体ボストン市民は・・・」
こんな質問を姪っ子に投げかけたら、
「用をたしてから家を出るだけ」と、実にシンプルな答えが返ってきた。
四つめは、見る人見る人がアイフォン利用者であること。
さすがに発祥の地とあって、折畳み式携帯を使っている人は皆無である。
地下鉄の中でも、球場でも、SMSをしたり音楽を聴いたりと、
アイフォンは国民の生活の一部になっているようだった。
またいつか来てみたいと、感傷の思いにふけながらも、
苦痛の13時間フライトに付いたのだった。
アラスカ上空にて、アイフォンで撮影した流氷写真。
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