B型肝炎ウイルスの感染が持続することによって起こる病気です。持続感染者のほとんどは生後早期に感染したケースですが、血液感染や性交渉などによっても感染します。
一般に肝炎の症状としては食欲低下や悪心(おしん)などの消化器症状、倦怠感(けんたいかん)、黄疸(おうだん)が主なものですが、慢性肝炎では自覚症状が出ないことがほとんどです。ただし、持続感染者のなかでも肝炎が急速に進行することがあり、このような場合には自覚症状が出現しますので注意が必要です。