文化・歴史

言葉の贈り物 vl.5

トレーニングをしても、筋肉の発達が早い人もいれば遅い人もいます。
一般的に、それは体質のせいだと思われていますが、体質以上に大きな影響を与えるのは「意識」。その人がなにを意識しているかによって、カラダの発達は大きく違ってきます。
ボディビルの場合、トレーニング開始の目的は「カラダを変えたい」という人がほとんどですが、トレーニングを継続していくうちに、トレーニングメニューをこなすことや挙上する重量にこだわってしまい、いつの間にか、手段(トレーニング)と目的(カラダを変える)が入れ替わってしまう人が多く、それが発達の妨げになっていたりします。
「まさか?」と思うかもしれませんが、ためしに、「カラダを変える」「筋肉を発達させる」と目的を強く意識しながらトレーニングしてみてください。きっと、今までより大きな負荷を感じることができるはずです。
これはトレーニングにかぎった話ではなく、仕事でも、就職したときは「社会に貢献したい」などが目的だったのに、「給料をもらうため」「仕事をしないといけないから」という意識に変わってくると、徐々に仕事が辛くなり、成長も停滞しやすくなります。
初志貫徹。トレーニングも仕事も、初心を見失わずに努力を続けていれば、自分の成長に必要な物が自然に目に入ってきたり、気付けたりするようになるもの。

カラダは食べた物で作られます。
ココロは言葉で作られます。
ミライは意識によって作られるのです。

本当に大切なのは目に見えないところ、考え方や意識。人は自分が意識を向けた方に進んでいくのですから。

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