リハビリテーション看護科理念
● 私たちは、患者様の人権を尊重し、質の高い看護・介護実践を目指します。
● 私たちは、事故のない安全な看護・介護を目指します。
● 私たちは、常に患者様の要求実現のために運動にも参加します。
リハビリテーション看護科基本方針
- 私たち看護職員は、患者・利用者にとって頼れる存在となれるよう努力します。
- 私たち看護職員は、質の高い看護・介護実践を提供するために専門的知識を深め、安全・安心の医療・介護ケア向上に努めます。
- 私たち看護職員は、多職種と連携・協働し健全で効率的な看護・介護を提供します。
- 私たち看護・介護職員は、患者・利用者の医療を受ける権利を守り命と暮らしを守る運動を進めます。
総看護師長のメッセージ
患者さんの残存機能を最大限に生かしながら、セルフケア能力を高めるための回復支援を実践するリハビリ看護においては『障害とともにその人らしい生活を捉える』看護師の視点はとても大切になります。特に高齢化が進む中で、私たちはICFの視点で高齢者リハビリテーションを捉え、老年症候群の4大症状『フレイル・サルコペニア・老化に伴う食欲低下・認知障害』を根幹に、日々リハビリ看護を実践しております。
総看護師長 五十嵐 みづほ概要
看護単位
回復期リハビリテーション病棟2単位、医療型療養病棟1単位
外来診療、通所リハビリテーション
看護方式
● モジュール型継続受け持ち方式(回リハ病棟)
※プライマリーナーシングの概念で形態は1看護単位で2つ以上のチームを編成し受け持ち患者の入院から退院までの看護に責任を持ち、チームで補う。
● 受け持ち制 + 一部機能別(療養病棟)
看護記録
フォーカスチャーティング方式
※患者の問題・反応・状態と看護ケアに焦点(フォーカス)を当て、そのフォーカスについての情報・看護活動・患者の反応・評価を記録する。
勤務体制
● 2交代制(回リハ病棟)3人夜勤
● 3交代制(療養病棟)2人夜勤
※2交代:8:30~17:00 8:30~20:30 20:00~9:00を基本勤務時間とし、各病棟によっては早出・遅出など、患者の活動状態に合わせた対応を実施
※3交代:8:30~17:00 16:30~1:00 24:30~9:00を基本勤務時間とし、各病棟によっては早出・遅出など、患者の活動状態に合わせた対応を実施
外来看護の特徴
限られた時間の中でも早期に患者さんの抱える問題点を明確に出来るように小さな気づきを大切にしながら患者さん一人一人に対応する事を心がけています。
看護師1人ひとりの支援からチームでの支援、更に地域での支援へと広げ、他職種・他の事業所との連携の強化や積極的な情報発信を大切に『患者さんが住み慣れた地域で自分らしく生活が出来るように』円滑な在宅医療支援が出来る外来を目指して日々頑張っています。
回復期リハビリテーション病棟の看護の特徴
回復期リハビリテーション病棟は、脳卒中や骨折などの治療や手術の後に、障害が残った患者さんに対してリハビリテーションを集中的に行う病棟です。入院時より専門職がチームを組みプログラムを作成し、リハビリテーションを提供しています。また、地域のケアマネージャーや訪問看護ステーションのスタッフなどと、退院後の生活を見据えたカンファレンスなどを行い、安心して退院できるよう支援を行っています。
療養病棟の看護の特徴
医療型療養病棟は、慢性期疾患のある方に長期間の医療ケアやリハビリテーションを提供している病棟です。特に当院では神経難病の方が多く入院されており、在宅生活を継続するためのレスパイト入院を積極的に受け入れ、地域と連携を図りながら支援しています。
リハビリテーション看護科教育理念
一人ひとりの看護・介護職員が組織人・専門職業人としての役割を認識し、医療チームにおいて自律した看護・介護職員を育成する。
リハビリテーション看護科教育方針
- 患者の人権を尊重し、思いやりの心で看護・介護を実践する看護科職員を育成する
- 医療チームの一員として役割を遂行できる看護・介護職員を育成する
- 看護・介護の専門的知識・技術を段階的に習熟し、論理に基づいた看護実践ができる
- 職員が生き生きと学習に取り組み、自らの成長と存在価値を見出すことができる
- 臨床における症例・研究活動を支援し、院内外への発表を推進する
教育計画(クリニカルラダー)
一人ひとりの段階的な成長をより確実に支援するために、医療生協やまがた看護部クリニカルラダーを基盤とした法人看護部教育計画と並行して、リハビリテーション看護に必要な専門的知識、技術、態度を養い、質の高い看護を提供できる看護師を育成するための教育企画・運営を行います。
回復期リハビリテーション認定看護師のメッセージ
患者さんが自宅で生活できるようになるためにはリハビリ技師さんの力だけでなく、私たち看護・介護職員の関わりが大切です。朝夕のモーニングケア・イブニングケア実施は日常生活動作の自立につながること、自立度が高いことで退院先の選択肢が増えることを職員教育として行っています。
回復期リハビリテーション認定看護師 菅井 奈美