みなみまちクリニックアイコン

当クリニックについて

みなみまちクリニックアイコン院長ごあいさつ

「みなみまちクリニック」のホームページにお越しいただきき誠にありがとうございます。院長の竹田文洋と申します。所在地の旧町名が南町であり、温故知新の精神が根付いた鶴岡の気風にちなんでみなみまちクリニックという名称にしました。

クリニックの特色として予防医療と訪問診療に積極的に取り組みます。
予防医療と在宅医療。一見関連のなさそうな2つの領域ですが、予防医療は入院を未然に防ぎ、在宅医療は退院促進を助けうるという意味で、「医療の場を病院から家へ」という点で共通しています。もちろん病院での医療の重要性を疑うものではありませんが、若い方が急な入院により休職したり、ご高齢の方が退院できず病床逼迫したりすることは個人的にも社会的にも損失となり得ますし、疾患の(重症化)予防や入院期間の短縮は医療界の課題とされています。

みなみまちクリニックでは、生活習慣の改善、疾患の早期発見および治療に取り組み、主として糖尿病・高血圧症・脂質異常症とその合併症の重症化の回避を目標とする予防医療に力を入れます。また、その方が長く生活されてきた土地を訪れ、生業や生き様に触れ、ご家族に囲まれる安心感を共有することができる訪問診療は、個人の尊厳につながる医療であり、できるだけ多くの方のご希望に応えたいと思います。

イメージカラーの水色には予防医療がもたらす心身の平穏を多くの人に感じてもらいたい、オレンジ色には訪問診療先で患者さんがご家族の温かさに癒されてほしいとの願いを込めました。一方で前者は穏やかな海と澄みきった青空、後者は秋の豊かな実りの色でもあり、美しいこの庄内の地で生きる喜びと感謝をも表しています。

予防医療、在宅医療以外の診療においても、傾聴と対話をたいせつにし、皆様に質の高い安心を提供できるクリニックでありたいと願っております。

みなみまちクリニック院長 竹田 文洋
みなみまちクリニック院長竹田 文洋

略歴

  • 昭和62年 鶴岡南高校卒業
  • 平成5年  弘前大学医学部卒業
  • 以後、
  • 山形県立中央病院
  • 山形大学医学部附属病院
  • 長井市立病院
  • 立川綜合病院(新潟県長岡市)
  • 山形県立日本海病院
  • 鶴岡市立荘内病院
  • などに勤務。
  • 令和6年5月1日 みなみまちクリニック開業

みなみまちクリニックアイコン予防医療について

誰もが多忙を極める現代社会においては過労やストレスを避けて生活することは困難であり、漠然とした健康不安を抱いておられる方もおられると思います。疲れやすい、眠れない、微熱が続く、体重の変化など何げない症状の背後に病気が隠れていることがあります。

また、過食・運動不足・喫煙といった好ましくない生活習慣の継続や、糖尿病や高血圧などの放置を背景として、気づかぬうちに検査値異常や臓器障害が進行していて、何の症状も無かった方が突然大病を患って入院した、という話を聞かれたこともあるのではないでしょうか。

予防医療の重要性はいくら強調してもしすぎということはありません。
糖尿病を例にあげますと、血糖値を適正化することによっていわゆる三大合併症に起因する失明・腎不全・下肢切断のリスクを低下させるだけでなく、将来的な心不全・認知症・フレイルなどの予防にもつながると言われています。みなみまちクリニックではHbA1C・eGFR・尿中アルブミン定量・BNPなどの標準的な検査だけでなく、持続皮下グルコースモニタリングなどのツールを駆使して病状を明確に把握し、治療に反映させていきます。

糖尿病以外でも疾患の早期発見、早期治療、合併症進展予防を図り、皆様と共に健康寿命の延伸を実現していきたいと考えております。

みなみまちクリニックアイコン訪問医療について

病院勤務をしていると、高齢者や癌末期の方などが「在宅主治医が見つからない」という理由で退院できないという場面にしばしば遭遇します。このような方々を、誰もが最もご自分らしく暮らせる「家」に一日も早く帰してあげたいという思いを長年抱いてきました。一クリニックで対応できる訪問診療数に限りはありますが、一人でも多くの方が在宅療養できるよう努力して参ります。

近年、医療関係者のマンパワー不足は深刻なものがあり、医療費も潤沢とはいえず、国の施策として病床削減、在宅医療への移行が進められつつあります。そのような流れにも微力ながら貢献できれば嬉しく思います。

みなみまちクリニックアイコンプライマリケアについて

急な発熱、感冒・胃腸炎症状などや、慢性的な身体の不調などに対して、内科系かかりつけ医として柔軟かつ幅広い症状に対応します。

急性疾患流行時においては、お年寄りから子どもさんまでご家族みなさんが同じ症状で医療を必要とすることがあります。内科と小児科を別々に受診することが負担とお感じなどの場合には、範囲は限定的とはなりますが小児科診療にも対応します。

慢性的な症状に対してはホルモン濃度の測定など内分泌学的な診療が有効なことがあり、病院勤務で培ったこの分野の経験を活かします。

外科など他科領域の知識も併用し、「身体を全体として診る」アプローチを通じて効果的なプライマリケアとなるよう心がけます。