こんにちは。相談室です。
相談室では、病院を利用される患者様・ご家族様から様々なご相談をお受けしております。退院後の生活や医療費のこと、介護のこと、家族間の葛藤等々・・当院では、ソーシャルワーカーが各病棟を担当し、入院患者様・ご家族様と面接をとおし、ソーシャルニーズをうかがいながら退院支援を行っています。
入院期間という限られた時間で、介護保険や身体障害者手帳の申請、ケアマネジャーとの調整など、ひとつひとつ「手続き」を踏みながら、退院後の生活に向け、準備を進めます。
支援を行うなかで大事にしていることは、前に出て引っ張らないこと、半歩下がって共にいるというポジショニングです。どんなに引っ張っても、解決にはその人の歩みでしかすすめないのです。
今、ここで起こっていることを客観的事実と主観的事実、クロヌス時間(物理的時間)とカイロス時間(人間的時間)の両軸においてみる。両方を丹念に紡ぎ、色々な方に変えてみる。相手が受け取れる形になった時「あぁそうですね・・・」と解決に向かう回路ができるのだと思います。人が人を支援することの限界を感じることもありますが、困難なことに誠をもって仕える、ソーシャルワーカー集団でありたいと考えています。
- 協立リハビリ病院相談室 0235-78-7511