2022年1月1日
新年あけましておめでとうございます。
一昨年から新型コロナウイルス感染症の流行が繰り返され、私たちの医療、介護活動やさまざまな組合員活動は昨年も大きな影響を受けましたが、ワクチン接種が進んで新たな治療薬も実用化されつつあり、ようやく一筋の光が見えてきたように思います。
しかし一方では、昨年6月に「医療制度改革関連法案」が可決され、所得基準はあるものの75歳以上の医療費窓口負担が1割から2割に引き上げられることになりました。新型コロナの流行で受診控えがみられるところに経済的な理由での受診控えが加わることになりかねません。また、検診の受診控えによるがん診断の遅れも指摘されています。新型コロナ流行下でも安心して受診できる環境を国の責任で整えていかなければなりません。
同時に、当組合ではさらに先を見据えて『いつまでも住み続けられるまち』を支える拠点となる新病院建設を実現するための基盤づくりも課題になります。
私たちの活動は平和であることが大前提です。今年は平和を脅かす『改憲』の動きが活発になってくることが予想されます。平和や生命・健康を大切にする運動に一層力を入れて取り組んで行かなければなりません。
組合員の皆様が今年も健やかに過ごせますよう、そして協同組合の運動・運営がますます発展しますよう祈念致します。
医療生協やまがた 理事長 小川 裕