俳句が作れる幸せ(2022年4月号掲載)

2022年3月25日

第6学区支部 佐藤孝子さん

「手(て)捻り(びねり)の 虎(とら)の箸置(はしおき) 女正月(めしょうがつ)」

昨年の荘内日報の新春歳時記に入選した俳句です。

詩吟、短歌、姉様人形等々の多々ある趣味の中で84歳の現在も続けているのが俳句です。今でも続けられているのは、これまで色々な人と巡り合い、良き仲間や指導者があってこその結果だとしみじみ感じます。

俳句が楽しいと思う瞬間は、日常の身近なことを詠にし活字として可視化される時です。今はコロナ禍で吟行が出来ないのが何より残念ですが、鉛筆1本、紙1枚、歳時記1冊あれば頭の体操にもなり生き甲斐を感じます。籠り居でも俳句が作れるため幸せです。

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